腰痛

院長ブログ

女性特有の腰痛!?お尻の左側が急に痛くなる原因とは?

女性特有の腰痛!?お尻の左側が急に痛くなる原因とは?

「右側の腰の後ろだけなぜか痛い…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。右腰だけが痛む場合、その原因や対処法を理解することで、痛みの軽減につながるかもしれません。

今回は右腰の後ろが痛いときの原因や対処法について紹介します。

 

左腰の後ろが痛い原因

右側の腰の後ろが痛む原因は一つではなく、以下の4つの可能性が考えられます。それぞれの原因について詳しく見てみましょう。

  1. 内蔵の疲れや疾患

    胃腸や腎臓、すい臓など内臓の疲れや疾患が、右腰の痛みの原因となり得ます。腎臓の病気や胆石、腎盂腎炎、腎臓下垂などは、右腰に痛みを引き起こすことがあります。同様に、すい臓の疾患や胃腸疾患も右腰の痛みにつながります。
  2. 神経の圧迫

    骨や軟骨が神経を圧迫することで右腰の痛みが生じる可能性があります。腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、すべり症、脊柱管狭窄症、腰椎分離症などがこれに該当します。圧迫された神経により足のしびれや感覚障害も現れることがあります。
  3. 婦人科系の疾患

    婦人科系の問題も右腰の痛みの原因となり得ます。月経痛、排卵痛、子宮内膜症、卵管炎などがこれに該当し、これらの疾患が発症すると右腰が痛むことがあります。
  4. 骨盤の歪みや姿勢

    骨盤の歪みや体重のかかり方に偏りがある場合、右腰の痛みが引き起こされることがあります。例えば、デスクワークで無意識のうちに体重を片側にかけることがあると、右腰に痛みが生じやすくなります。

これらの要因を考慮して、右腰の痛みに対する対処法や適切な診断を受けることが大切です。

 

左腰の後ろが痛い場合は病院を受診するべき?

右腰の後ろが痛む場合、痛みの程度や症状によっては、病院を受診するかどうか迷うことがあります。以下は受診の判断基準や適切な診療科についての解説です。

受診するかどうかの判断基準は?

  1. 痛むタイミングの確認

    痛むタイミングが動いているときだけの場合、筋肉や骨格に問題がある可能性が高いです。この場合、まず整形外科やリハビリテーション科での受診が考えられます。
  2. 安静時の痛みの有無

    安静にしていても痛みが続く場合は、内臓や神経に疾患が疑われます。このような症状が見られる場合、内科や神経科などに受診することが重要です。
  3. 腰痛以外の症状の確認

    腰痛以外にむくみや血尿、みぞおちへの激しい痛み、膵炎、痺れなどの症状が見られれば、それぞれに特化した診療科での受診が必要です。例えば、腎臓の疾患が疑われる場合は腎臓科、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアが疑われる場合は神経科や整形外科が適しています。

これらの基準に該当する場合、早めに病院を受診することが腰痛の原因を明らかにし、適切な治療を受けるために重要です。

 

左腰の後ろが痛いときの対処法!

右腰の後ろが痛い場合で、原因が筋肉や骨格であると考えられる場合には、以下の対処法を試してみましょう。

横になって休む

右腰が痛いと感じたら、まずは平らな場所に横になり、体をしっかりと休めましょう。湿布を貼ることで痛みの緩和が期待できます。リラックスすることで筋肉がゆるみ、楽になるケースも多いです。

休むのと同時に、息苦しくないか・腰以外に痛いところはないか・発熱はないかなども確認しましょう。どれも該当しなければ、しばらく休んで痛みが軽減するかどうか様子を見ます。

横になっている姿勢から体をねじったり、すぐに前かがみになったりすることは避けましょう。痛みが出てから数日間は、激しい運動を控えることが大切です。

ストレッチをする

右腰に生じる腰痛の緩和には、ストレッチがおすすめです。ストレッチを行うことで、血行が促進され、筋肉の柔軟性が戻る可能性も高まります。

以下に、ふたつのストレッチを紹介します。痛みを感じた場合は、途中でストレッチを止めましょう。

  • 腰方形筋のストレッチ

    1. 床に仰向けで寝転び、右膝を胸に引き寄せるようにして抱えます。
    2. 腰をひねるようにして右膝を左側へ倒します。
    3. 腰からお尻の筋肉が適度に伸びたら、30秒ほどそのままの姿勢を保ちましょう。

ストレッチをする際、肩を床から離さないように気をつけることが大切です。この運動を3回程度繰り返すと、筋肉がほぐれて痛みの緩和が期待できます。

  • 中臀筋のストレッチ

    1. 椅子に座った状態で、右側の足首を反対側の膝に乗せます。
    2. そのまま上半身を前傾させます。このとき背中を丸めず、股関節から上体を倒すよう心がけましょう。
    3. お尻の筋肉が伸びていると感じたら、最も伸びた状態で30秒間姿勢を保ちます。

正しい姿勢を心がけることも、腰痛の予防につながります。

整骨院へ行って施術を受ける

右腰の後ろの痛みが骨盤の歪みや間違った姿勢が原因であるとわかっていれば、整骨院に通って適切な施術を受けることで、痛みを緩和させることが可能です。

右腰の後ろの痛みにお悩みの方は、ぜひ一度専門の医療機関を受診してみてください。